でえと

昨日は久しぶりにでえと。
昼過ぎに落ち合ってから昼食を食べて、それから腹ごなしのお散歩ついでに骨董市をぶらつく。
「つくばい」を並べて(「つくばい」は「蹲」と書くのを今初めて知りました、IMEって時々こういうマニアックな変換がちゃんと利く癖にどうして「如何に変える」を「烏賊に蛙」などというものすごい誤変換しちゃったりもするのだろうか、あ、「蹲」がなんだかわかんない人は各自辞書引いてちゃんと調べるように)・・・なんだったけ、ああ蹲を並べている店、だ、そこでこよりが立ち止まって、蹲の水面に浮かぶ金魚をじっとみていた。ややあって、「あ、これ本物じゃない・・・」って、君の見ている蹲の横にビニールの小袋に入れて1個300円、二個500円で売ってるじゃないか(苦笑)実際、上からみている分には金魚は本物と見まがうばかりによくできているのだけれど、いくらなんでも水深たかだか10センチ、表面積80平方センチそこそこの蹲じゃ、金魚も生きてはいけまいよ。よほど気に入ったのか、こよりはその金魚のまがい物を5つほど、「いや、5つで1000円でいいよ、それより蹲買ってくれたら金魚付けてあげるよ、横のだんなさんにおねだりしてみたら?50000円だけどもうおしまいだから28000円にしてあげるから」などという露天商のおじさんの言葉に曖昧な笑いを浮かべながら購入していた。俺はそっぽ向いて知らぬ顔。

「・・・あとでラブホのお風呂にでも浮かべてみますか?(笑)」
「いやですぅ、これは甥っ子や姪っ子にお土産にするんですもの・・・」

それでもってやっぱりお風呂は二人で並んではいればいっぱいになるほどの広さしかなくって金魚を泳がせる隙はさすがになかった。